「悪魔祓いに失敗すると殺人罪に問われる?」死霊院 世界で最も呪われた事件 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
悪魔祓いに失敗すると殺人罪に問われる?
主人公は若き記者ニコール。ボスにあたるのは伯父さんなのですが、これが名コンビみたいな雰囲気で続編をも期待させる。「もうちょっと調べてみていい?」てな軽い口調でOKをもらうと、どんどん深みにはまっていくのだ。
ルーマニアにおける悪魔祓いの実態。教会にはまだ熟練のエクソシストがいない状況で、ディミトル神父が統合失調症かもしれない修道女の悪魔祓いを執り行った。寸でのところで悪魔は逃げ、彼女を死亡させることになり、監禁・虐待死の罪で逮捕された。他の神父の話を聞くにつれ、「悪魔は転移する」という言葉が引っ掛かっていたニコール。いつしか、グラスの中に虫が入っていたり、奇妙なゴーストを見たり、車が故障したりと、悪魔が彼女の身に迫っていたのだ。
転移する・・・1年前に母を亡くしたニコールは自殺という大罪を犯したゲイブリエル神父と命日が同じ日であることに気づく。いや、それがどう関係しているのかよくわからなかったのですが、タビアンの父→神父→アデリーナ→そしてニコールへと転移していくのです。あぁ、こわ。
でも悪魔のアガレスに憑依されると、目が動物みたいに黒目になってしまい、これがまた可愛い!屋内なのに雨が降ったりと不気味な現象は起こるものの、毒を吐いたり人を殺したりしないのでまだ許せる範囲内。怖がらせるという点で、結局信仰心のないニコールが怯えてしまい、悪魔くんは気に入ったみたいだった・・・
信仰心を持て!というテーマもあり、信じれば母に会えるの?などと可愛い会話をするニコール。夢の中ではエッチなセックスシーンもあり、憎めない性格の女の子。ただ、下半身が虫だらけになるのは勘弁してほしい・・・
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