「インドらしさは抑えつつ、失わず」パッドマン 5億人の女性を救った男 ちかしさんの映画レビュー(感想・評価)
インドらしさは抑えつつ、失わず
いきなり歌から始まったときは「コテコテのインド映画かな」と思ったけど、その時点で名前もわからない主人公が妻想いで、でも少しやりすぎでってのが伝わってきた。
そして観ていると全然歌わないし踊らない。「ちょっと違うぞ」と思った頃にはもうとてもおもしろくなっていました。
どこまで事実に即してるのかもわからないけど、天才はやっぱり変態なのだと思ってしまうほど、ラクシュミはぶっとんでて、それでも愛らしいキャラクターでした。
もっと昔かと思いきや、話は2000年代。都会と田舎の違いもあるのだけど、いまだに科学よりも宗教が広まっている地域があるのが衝撃的。
コミカルなシーンも多いものの、テーマはとても重いはずだし、深刻なはず。男性こそ観るべき作品でした。
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