「いつでもネタばれ、きりんのレビュー」ラバーズ・アゲイン きりんさんの映画レビュー(感想・評価)
いつでもネタばれ、きりんのレビュー
不仲の両親を、息子はどう観察するか ―
そこから物語はようやく勢いづく。
倦怠感も終末期。ダブル不倫の男女の煮え切らない前半で、いい加減嫌気が差してDVDを止めて返却しようかと腰を上げたところに息子登場だ。
その電車の中のセリフがいい。
知りたかったんですよ、僕の息子が僕のことをどう見ているのか、息子の彼女は息子とその父親である僕をどう受け入れようとしているのか・・まさに僕自身がそこが知りたかったから。
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TSUTAYA準新作だが、当サイトにも情報は少ない。
もったいないな。
含みのあるセリフと表情の長回しと粋で細かい演出の90分。
似たテーマの映画とは切り口がすこーし違う。
映画情報はWikipediaを。
離婚した両親の子どもたちが出てきていたたまれないのは
「花とアリス」、
「チチを撮りに」、あるいは
「包帯クラブ」とかかなぁ。
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