劇場公開日 2018年11月30日

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「アメイジングな“ライフ・プラネット”」アース アメイジング・デイ 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5アメイジングな“ライフ・プラネット”

2019年6月12日
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鑑賞方法:DVD/BD

単純

興奮

幸せ

今も頻繁に製作されるネイチャー・ドキュメンタリー映画。
大手イギリスBBCが手掛け、同ジャンルの中でも特に大ヒットした『アース』の、10年振りの続編。

この地球上に生きる生命たちの、ある一日の物語。

朝。
陽の光と共に動物たちの一日が始まる。
ジャイアントパンダは朝からお食事タイム。
ウミイグアナが動き始めるのは陽光をたっぷり浴びてから。
その孵化したばかりのウミイグアナの、ガラパゴスヘビからの決死の逃走は、そんじょそこらのサスペンス・アクション映画以上のスリリングさ。
昼。
群れに懸命に付いていく赤ちゃんシマウマの激流渡り、灼熱の大地の移動。
ライオンも暑さで狩りはお休み。
キリン対キリンの“真昼の決闘”。
海では、イッカクやマッコウクジラの神秘的な姿。
地を多い尽くすペンギン・コロニー。
“リトル・ワールド”も負けていない。ハチドリとミツバチの“ドッグファイト”。
夕。
羽化したカゲロウのその日限りの短い命。
涼しくなり、野生のハンターたちが動き出す。獲物たちにとって、最も危険な時。
夜。
夜は夜の動物たちの天下。
一斉に飛び立つコウモリ。
海の中ではサメの襲撃。
夜の闇は恐怖だけではない。不思議で幻想的で、美しい瞬間も創り出す。

木に身体を擦り付けるヒグマ、某ディズニー・アニメでも比喩されていたマイペースなナマケモノはユニークな一方、
弱肉強食は本当に手に汗握る。
動物たちの生態は興味深く、飽きない。
何も動物だけではない。
自然そのものも芸術的。
そして私たち人間が創り出した“光”さえも。
この星は正真正銘、アメイジングな“ライフ・プラネット”だ。
それらを映し捉えた、ドローン撮影や4K映像。惜しむらくは、劇場大スクリーンで観たらもっと格別だったろうに…。

ズバリ言ってしまうと、ネイチャー・ドキュメンタリー映画なんてどれ見ても同じ。
でもたまに、無性に見たくなる時がある。
同じこの星に生きる生命同士、惹かれ、通じ、共感するものがあるのだろうか。
採点は可もなく不可もなく3にしようと思ったのだが、何か久々にネイチャー・ドキュメンタリー映画を存分に堪能出来たので、0・5オマケ!

近大
LaLaさんのコメント
2023年4月23日

近大さん

レビュー発見、嬉しいです。
この「アース」シリーズ
大好きなのでした。

本当に、アメイジング

なまけものには笑わせてもらったけど
(^^)/
昼夜、それぞれの時間に生きる
動植物の生態が リアルに伝わってきて
素晴らしいですね。

LaLa