「同じギャグは６回もいらない」えいがのおそ松さん　日高雄介さんの映画レビュー（感想・評価）

アニメほぼ未視聴。センバツその他も未鑑賞。最低限の知識はあっても、コンテンツへの思い入れ皆無。
「６人の区別がほとんど付かない」程度の客としてのレビューです…。

…６人の区別は、性格と色については案外すぐ付くようになりました。名前は最後まで一致しなかったけど。
映像や音楽はポップで楽しいし、物語のテンポも良い（良かった）。何よりキャラが良い。
DTニートいじりとメタと魔羅ネタは正直不快でしたが、まぁ面白い映画でした。
途中までは、な…。

クドいよ。
ファンムービーとして、６人全員に見せ場を作らなきゃいけないのは分かるけど
だからといって、シーン毎に全員に喋らせなくてもいいでしょ。同じギャグを６人分繰り返さなくてもいいでしょ。ダレる。
終盤の展開もクドい。旅の目的地はもう分かってるんだから、チビトトイヤミ６子の見せ場は今更いらない。中だるむ。テンポ壊すな。

含みのあり過ぎる「ＸＸさん」といい、ファンムービーとして非常に秀逸なのは分かります。
でもね、単一作品としては…ツラい。６人全員に同一の光を当てるのは、逆にキャラを殺してると思うよ。門外漢の愚痴ですが。