「罪は罪」マイ・サンシャイン Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
罪は罪
収監等により親と暮らせない沢山の子供達を引き取り家族として暮らしている黒人女性とその子供達が1992年に実際に起きたロサンゼルス暴動に巻き込まれるという話。
ラターシャ・ハーリンズ射殺事件やロドニー・キング事件とその判決により巻き起こった黒人差別に対する暴動。
マジメに働き子供達に愛情を注ぎちゃんとしつけもしているまともな主人公。
確かに根深い人種差別問題があるのは間違いないが、メインの登場人物達にしても平気で盗みを働くし、自分がやられた訳でもないのに「やられたらやり返す」とかスジ違いの理屈を述べられても感情移入は出来ない。
社会問題を描いたドラマとしては悪くないけれど、救われなさや虚しさ等は感じられなかったし、終盤は方向性がズレてしまった様に感じた。
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