「この世界を永遠に観ていたい」映画 賭ケグルイ Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
この世界を永遠に観ていたい
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脚本はちょっと甘いなあって感じなの。ドンデン返しに若干の無理があって、「まさか……そんな!」って驚く爽快感はなかったかな。
準決勝・決勝のゲームはバッティングとジョーカーが肝なんだね。『ジョーカーを出したら勝ち』じゃなくて『ジョーカーを出したものは、好きな数字を宣言』だから、「こりゃ夢子がどっかで低い数字言うんだな」と思って観てて、その通り言うもんね。
でも浜辺美波・高杉真宙・森川葵・矢本悠馬の演技は文句なしで、その四人がキャラクターを演じるの観てるだけで楽しい。
四人がしっかり造った空間で振ったキャラクターの松田るか(皇伊月)、中村ゆりか(五十嵐清華)が輝くの。柳美稀(生志摩妄)も好きなんだよね。もう少し出番多ければ良かったなあ。
松田るかは仮面ライダーエグゼイドのポッピーピポパポ で、中村ゆりかは《ラーメン食いてぇ》の主演だったんだよ。二人とも観てて「いいなあ」と思ってたんだけど、名前は忘れてたの。これで覚えた。
福原遥(歩火樹絵里)は浜辺美波ら四人レベルの演技が求められる役なのね。それで上手いんだけど、四人のレベルには届いてなかった。ちょっと可哀想だったな。
この作品、漫画原作でアニメ化もされてるんだけど、実写がアニメを超えてるんだよね。役者さんがみんな役に入り込んでんの。だから、漫画のキャラクターがそこにいるみたいに思えて、もうストーリーはどうでもいいから、この世界をずっと観てたいなあと思ったよ。
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