「記憶なんて、都合よくなくしてしまいたい」記憶にございません! YKさんの映画レビュー(感想・評価)
記憶なんて、都合よくなくしてしまいたい
三谷幸喜映画の中でも、かなり好きな方でした。いつものオールスターキャスト!のドタバタ喜劇ではあるけど、話があっちこっち行き過ぎず、「記憶を無くした総理」にフォーカスしてるのが良い。
この物語はコメディを通じて「たまには記憶なくしてもいいかもよ」と優しく言ってくれる。人はそんなに簡単に変われないけど、記憶がなくなれば、生まれ変わることができる。「自分は変われない」とか「急にこんなことしたら周りに変に思われるかも」とかそういう変な意地やしがらみがなくなるなら、ときには都合よく記憶なくしたことにしてもいいのかなあ、と思えた。
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