「某」記憶にございません! 蛇足軒瞬平太さんの映画レビュー(感想・評価)
某
劇場内でいっぱい笑い声が聞けるのは嬉しい。
政治や社会を風刺した作品というよりも、イソップやグリム童話に近いお話し・・だった。
某・小説で記憶がない主人公が、
医者と二人三脚で、
女子校生の設定で再出発、
行き詰まったら、
男子にチェンジ、などを繰り返し、
老いも来ない、不思議な存在になって、
大切な人を失ったり、
大切な事に気付いたりしながら、
人間や社会を掘り下げるおもしろい作品があった。
どの程度、社会的な内容を視野に入れつつ、笑いに変化させてるのかに興味があったが、これだけ劇場内が笑ってるなら、いいんだろう。
誰かに、どうだったって聞かれても、
記憶にございません!
と答えよう。
コメントする