「最後に西部劇を観た(かな?)」ターミネーター ニュー・フェイト aMacleanさんの映画レビュー(感想・評価)
最後に西部劇を観た(かな?)
平和な街が得体の知れないインディアンに襲われ、家族を殺された少年。たまたまその街に投宿していた兵士が少年を救い出そうとする。だが2人は追い詰められ、危機一髪のところで救われたが、彼らを助けたのはお尋ね者のアウトロー。彼は家族をインディアンに殺され、孤独の中復讐に燃えていた…。
エンドロールの、ラテン風のギターで奏でられるターミネーターのテーマを聴きながら、マカロニウェスタンだったらこんな感じだな…なんて妄想をしてました。今回のターミネーター、ポスターや音楽のテイストが西部劇っぽいですよね。
正統派続編といえばそうなのだけど、シュワちゃんとリンダが登場すれば良いわけでもないと思うな。劇中カッコは良いのは確かだけど、2人とも年齢には逆らえないところはあるな。マッケンジー・デイビスが、アンドロイド系の出で立ち(?)でぴったりな役どころ。「ブレードランナー2049」や「オデッセイ」にも出てて、SF映画御用達。「タリーと私の秘密の時間」も良かったですが、長身を活かしてこうしたアクションだと際立ちますね。
ストーリーは期待通りで、変な捻りはなく、良くも悪くも旧作ファンを裏切らない王道。残念ながらエンドロールに次回に繋がるようなネタ振りティザームービーはなかった。壊れた機械が残ってて…もやって欲しかったのだけど。ま、無くても観に行くでしょうけど。それを待ってボーっとしてた時に、冒頭の変な妄想になったわけです。
いろいろ複雑な思いはあるけれど、観ないことには始まらないのは確か。