「尻神マシュ、降臨せず」劇場版 Fate/Grand Order 神聖円卓領域キャメロット 後編 Paladin; Agateram Geso_de_Nyoroさんの映画レビュー(感想・評価)
尻神マシュ、降臨せず
前編に引き続き後編も、ゲームユーザー以外にはとんと理解し難い内容で、自分的にもやはり映像とキャラの動きと云うか魅力をビジュアルとして楽しむ意図で鑑賞しました。Fateシリーズにおけるメインヒロインの中ではマシュはワリと好きな方で、イリヤ的なロリではなく凛/桜のようなお姉さんでもない、小動物のような可愛さでアホみたいに怪力で強いトコが魅力と言えましょう(でも個人的にはグレイが一番…w)。
円卓の騎士は物語上12人居るらしいのですが本作品には5人しか登場せず、その君主であるアーサー王はアルトリア、つまりセイバーでは?と思って鑑賞してましたが、その獅子王とやらは中の人こそセイバーですが全然違う存在っぽいです。もう既にこの辺から何が何だか状態なのは致し方ありません、Fateのゲーム自体未プレイですので、英国ゆかりの騎士たちがナゼ中東に集うのかも理解できていません。
そんなこんなで物語の設定からしてサッパリで、玄奘三蔵やレオナルド・ダ・ヴィンチが女体化してる件についてもポカーンです。が、そう言った部分は普通にビジュアルを楽しむ事に於いては別にどーでも良くて、要するに〝そう言う物ン〟と云うイヤにアッサリ割り切って観ていられました。ソレは最初から内容にあまり期待していなかったからでしょう。
とは言え、期待してない作品でも折角観るにあたり期待してた部分もアッサリ裏切られ、個人的にも残るものがほとんどない状態の作品でした。コレまでそう言う予備知識必須の一見さんお断りな作品でも、何らかの得られるものがあったものですが、このFGOに関しては特にコレと言ってナシ、と云う結果に終わりました。
ですが夏休み終盤には次回作の上映が決まってる様で、この作品の根強い人気も伺い知れます。