「確かにそこには求めてた「キャメロット」があった。」劇場版 Fate/Grand Order 神聖円卓領域キャメロット 後編 Paladin; Agateram ネオ アンダーソンさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5確かにそこには求めてた「キャメロット」があった。

2021年5月16日
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キャメロット後編鑑賞
前作はキャラ改編や、盛り上がらなさからいい思い出がなく、後編も見るかは正直迷った…が、公開PV、原作の奈須きのこ氏のコメントを読んで観に行くと決意。
結果は最高でした。これが求めてたキャメロット。
確かに大筋に関わる改変はありはしたが、その改変すらも違和感が無く、むしろ見事な改変として「キャメロット」の感じをそのままに96分に落とし込んでいたと感じた。
戦闘シーンも多少荒削りではあるが、劇場版として進化を果たし(特にベディ、マシュ関連)、あの原作を読んだ時のワクワク感、高揚感、悲壮感を思い出させてくれた。
ただ、序盤から「誰か戦闘中にマイケル・ベイでも召喚したか?」と思うぐらい爆発祭りで、中盤からの更にエスカレートした破壊&爆発祭りには正直少し笑ってしまった。
演技に関しては、もう全員最高としか言えない。それしか言えない位最高だった。
主題歌は「キャメロット」という作品の終わりを静かに盛り上げ、最後の余韻でこの旅に幕を下ろしたと思う。
Fgoが好きな人、キャメロットが好きな人、そして私みたいに前編に不満がある人は是非見てほしい。私は確かに求めていた「キャメロット」を感じることができた。

追記(という名の書き忘れ)
「スタッフの中にキングハサン推し…いるよな?」って位キングハサン関連は力入ってたので、キングハサン推しの方も絶対見てほしい…
特にあの魂吸い込まれそうな目の描き方や、登場シーンとか敵に対して「あ、こいつ終わったな」と思わせるぐらい力入ってたと感じた。

さすらいの映画好き