「迷っているなら見ない方がいいです。」劇場版 Fate/Grand Order 神聖円卓領域キャメロット 前編 Wandering; Agateram なっとうさんの映画レビュー(感想・評価)
迷っているなら見ない方がいいです。
6章だと思って見ない方がいいです。
完全オリジナル、脚本家の悪い癖が出てしまったのではないかと思う所が多いです。
盛り上がりもなく平坦、原作を知っていてもつまらないの一言。
圧倒的に尺不足、紙芝居を見ているようだった。
話の内容やテンポが早すぎて未プレイの方は確実についていけないでしょう。
プレイ済でも状況理解するので手一杯でした。と、思いきや変な間はある。
5分以上ずっと絵が変わらず歩き続ける描写のみで途中で自分は何を見せられているのだと思ってしまった。
尺の問題なのかキャラクターの心情や行動理念が全てすっ飛ばされている。
なぜその行動に至ったのかの過程があまりにも雑で描写されていないので頭に?しか浮かびません。「目で見るな、雰囲気で察して感じろ」と客側に丸投げしてきた映画は初めてだったのですごく驚きました。
褒められる所が本当に好きなキャラが声付きで動いている、カッコイイ、可愛い所が見れるぐらい。物語好きな方じゃなくキャラクター好きな方向けという感じ。
作画は予告編を見てワクワクしながら見に行ったのですがん?って思う所が多かったような気もします。予告編の方が作画が良かったような・・・制作側の息切れを感じてしまいました。
総評として映画のクオリティではない。
お金を出して感染リスクを侵してまで映画館に足を運んで見るほどでは無いと思います。
既存のキャラクター観や物語を大切にされている方にはあまりお勧めできません。
FateもFGOも全く知らない方なら楽しめるかもしれないです。
尺不足、説明不足で世界観が全く分からないし伝わってこない。リピートはしないし後編も前編と同じようなら見ないと思います。
6章の物語が大好きで楽しみにしていた映画化だけあって発表当時から心待ちにしていたので非常に残念。