「お兄さんクレイジーですね。」ポップスター hiroさんの映画レビュー(感想・評価)
お兄さんクレイジーですね。
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前半のスタッフロール、エンドロール、内容とかなり挑戦的な作品で、全体的にはまとまりも欠いている。
万人受けする作品ではなく、単館系でも好き嫌いが分かれそう。シネコンで流したのは失敗では…。
この作品を観る前に監督の前作「シークレット・オブ・モンスター」を観る事をオススメします。
劇中は分かり難い部分が多いですが、恐らく主題は前作と同じなのではないかなと思います。
人間が変わってしまう様をダークに描いていて、その出来事から逃れられないという点も似ています。
今作は銃乱射事件から注目を浴びてスターへ駆け上がる。まるで運命の様に。ただハッピーにではなく、ダークな雰囲気で。
ストーリーはいくつかの章に分かれていて、ナレーションもついているので、ダークファンタジーの様な感じ。
ラストのショーや劇中の歌にあまり惹かれずイマイチなところも。
初っ端から突き放してくる作品なので、入り込んで観るより俯瞰して観るのが正解なのかなと。
ナタリーポートマンの演技は素晴らしく、苦悩するスターを見事に演じきった。子供役にセレステの幼少期を演じた、ラフィー・キャシディーを配役している所はセレステ自身の対比を見せているようで面白い。
言いたい事はこの監督は良くも悪くもクレイジーです。
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