「これぞ北村龍平という映画」ダウンレンジ ローチさんの映画レビュー(感想・評価)
これぞ北村龍平という映画
久しぶりに北村龍平らしい作品を観たという気分、監督本人も原点回帰の1作品という位置づけなのだろう、大作路線ではなくおもいっきり低予算の1シチュエーションスリラーなのだが、こういう作品の方が力を発揮できる人なのではと思った。
若い連中が一台の車で旅行中、何者かの狙撃される。どこから狙っているのかわからず、一人また一人と理不尽に撃ち殺されていく。最少人数の、1ロケーションで緊張感たっぷりでバイオレンス描写にも遠慮がない。のびのびと監督がやりたいことをやっているなと感じられる。
途中、あっさり殺される通りがかりがなんだか面白い。本当に何しにでてきたんだという笑いを誘う。
北村龍平監督はこれからも定期的に低予算で好き放題やってほしい。その方がファンも嬉しいのではないだろうか。
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