「敢えて吹き替え版で鑑賞。」真実 いつこさんの映画レビュー(感想・評価)
敢えて吹き替え版で鑑賞。
芝居でしか繋がれない親子。その絶対の自信を持っていたものにモヤがかかった頃、自分の存在価値を再確認する。芝居がなくなったらどうやって生きていくのか。でも確かに親子の愛があった。出演した作品がきっかけで、それに気づく。ごねてる様子は子供そのもの。可愛くさえ思えた。最後もやはり芝居で心から親を喜ばせた。思えば日常は芝居でできているのかも。これを言ったら相手が喜ぶ、傷付く、など考えながら態度や言葉で表す。うーん、深い。しかし本来親子の年齢の2人が逆の立場で演技するってどんだけ高レベルだよ。でも確かに親子に見えました。宮本信子の声はぴったり。そしてうまい!宮崎あおいはちょっと子供っぽすぎるか。
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