「母と娘の関係は永遠の課題」真実 亮さんの映画レビュー(感想・評価)
母と娘の関係は永遠の課題
世代からかヨーロッパ映画、特にフランス映画には漠然とした憧れがありました。フランスには行ったことはないしフランス語はほとんどわからない。でも、季節や街を描きながら心象も描いているところが日本映画の、特に是枝監督と共通するのだと、この映画を鑑賞してつくづく感じました。
仕事を持つ母親と子が、そのときは伝えきれなかった思いが、時が経ち立ち位置が変わることで、少しづつほぐされていき、明らかになっていく。大事なことなのだなと思い知らされた。
でも言葉にしなければ伝わらない。脚本も嘘は書けないし、俳優も技術だけでは伝えることはできない。素敵な映画でした。
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