劇場公開日 2019年10月11日

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「女優と役柄が重なりすぎ??」真実 kumiko21さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0女優と役柄が重なりすぎ??

2019年10月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 皮相的な意見ですが、カトリーヌ・ドヌーヴが自作自演してるように見えてしまう設定だった。違うんだけど、全編のうち9割は写ってたんじゃないか??そして全ての筋書きが予定調和的に進んでいった感が否めず、途中冗長な感じで少しダレました。
 親しい者同士とはいえ、各自が歯に衣着せず、食事中にもかかわらず表情豊かに、言葉に出して言う、そして行動する。日本人には難しいと思う。ただし、決定的な悪人も、逆に正しい人もいない。ゆえに感情移入の対象はジグザグにならざるをえず、途中、「幸せな家族を見せびらかすために夫の自分まで同行させて実母を訪ねた妻の思惑」を冷静に見破るイーサン・ホークのセリフが一番小気味よかったかも。
 ジュリエット・ビノシュ、年いってもコケティッシュです。着こなしが大好き。深く開いたV字の胸元のブラウス、モノトーンの着古したジャケット、中間色のゆったりニット、どれも普通なんだけどかっこいいなあ。

Kumiko21