恋するふたりのレビュー・感想・評価
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【根拠のない自信に溢れた自己中口先三寸男と、自己肯定感の低い女の夫々の恋の行方を確かめるためのイタイが何だか可笑しい、ロードムービー。】
■特に夢も希望もないサチコ(芋生悠)は、バンドマンのマヒロと付き合っていることだけが心の支え。
そんな彼女の前に自己中心的なカタギリ(染谷俊之)が現れ、マヒロが彼の婚約者と浮気していると言う。
2人は互いの恋人を取り戻すべく、マヒロのいるスタジオに車を走らせる。
◆感想
・何とも不思議なテイストのロードムービーである。
・サチコは恋人マヒロと会うも、彼には妻も娘もいたことが分かるシーン。
ー サチコはマヒロの恋人でもなんでもなく、浮気相手だったのだ。呆然とするサチコ。
何だか、オカシイ・・。-
・当初はカタギリがイニシアティブをドンドン取って行くが、後半はサチコが彼を促し、恋人の実家を訪れるシーンと、カタギリの恋人を含めて5人で夕食を摂っている時に、サチコが言った言葉。
”カタギリさんと会って、自分の中の定規みたいなモノが取れた気がするんです・・。”
<空気を読めない男と読み過ぎる女の不器用で痛々しい恋の物語に引き込まれる。
恋人にそれぞれ”浮気”されてしまった“恋する2人”を、染谷俊之と芋生悠が好演している作品。>
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