「アニメーションならではの表現力」海獣の子供 カルカソンヌさんの映画レビュー(感想・評価)
アニメーションならではの表現力
起源生命宇宙ロマンアニメーションと表現できるでしょうか。
まさに動く絵。アニメーションの強みを生かした表現力で別世界に連れて行ってくれる、4℃の力量に感服。
AKIRAやナウシカなどの色褪せない名作のように、物語の軸に真理探究ロマンがありました。
原作未読でしたが、単純なボーイミーツガール作品ではなかった点が好印象。
極小≒極大、数学的見地と脳の可能性に焦点を当てたアキラ
世界の起源(作品内における)と自然との共生に焦点を当てたナウシカ
クジラの声の周波数と生命の宝庫たる海に焦点を当てて宇宙と結びつけた本作。
骨太要素を持ち合わせながらもアート寄りのため人を選びます。
冒険心と明解さが加われば化けていたでしょう。
ですが、みんなに見てみて欲しい作品です。
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