「命を削り戦うアイドル」アイドル りりまるさんの映画レビュー(感想・評価)
命を削り戦うアイドル
AKB、SKE元ファンの私。
この映画が撮影された2018年、SKEは顔を知っているメンバーが数人いるだけだった。
人気が停滞してしまったAKBにはまだフォーカスされるけど、その派生グループのSKEの境遇。涙なくしては見られなかった。
メンバーが全て悪い訳ではない。
与えられる仕事が少なく小さくなって行く中で、もがき苦しみ、プロ意識が低い後輩たちに嫌われるのを恐れながら、それでもSKEのために奮闘するメンバー。
やれる努力はしているのに報われない。
アイドルに興味がある人、自分は努力してるのに周りから浮いてしまっている人、努力が報われない人に観て欲しい。
アイドルドキュメンタリーだけど、感じる事はとても多いはず。
10代からの10年を支えて来たメンバーの「私の10年…」のセリフの重み。
女性アイドルという短命で芸能界という水物の仕事。
成功の正解がない中で、まさに命を削りながら表では笑顔で戦う彼女たちがかっこよかった。
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