「ネタバレ有り」劇場版 美少女戦士セーラームーンEternal 後編 はなはなさんの映画レビュー(感想・評価)
ネタバレ有り
漫画、アニメどちらも長年愛している作品です。
クリスタルシリーズだけはどうにも受け付けず未視聴。
当時作画を担当なさっていた方がまたやると聞きポスターや特報でも可愛らしくバージョンアップした姿だったので意気揚々と見に行きました。
まず評価から言うと星1です。
なぜ星1かと言うとムーンライト伝説が1度も流れないからです。これだけでもう私には悲劇でした。前編で流れずに終わり、きっと後編で流れるんだ!と期待していました。ですが結局最後の最後まで1度も流れませんでした。後半の激アツクライマックス展開でまさかのももクロ曲!!!え?なんで??は??知らんし!!は????って感じで違う意味で泣いてしまいました。ムーンライト伝説が流れないセーラームーンって何ですか?意味がわかりませんでした。エンディングでは当時の曲2曲流れたのが追い討ちをかけて暫くトラウマです。
ストーリーは原作軸設定の詰め込みギチギチでかなり駆け足です。そこにはあまり不満はありません。ネヘレニア相変わらず粘着してんな。って感じで。
渡辺直美さんの声優スキルは相変わらず絶望レベル。菜々緒さんは及第点。いい加減芸能人使うのやめましょうよ。
アニメーションですが、静止画の口だけが動いてるシーンが多くてとても残念です。静止画にも関わらず作画崩壊も多々あり手抜きか下手なのか。私自身絵を描いたりするので目が肥えてるだけかも知れませんが映画でこのクオリティは、、。と思います。変身シーンと技発動の時ばかり作画が良いとバランス崩れて冷めてしまいます。後編のクライマックスに近づくにつれセーラームーンの顔や表情が大人びてきているのはわざとなのか慣れなのか分かりませんがアニメ版の時を思い出しました。
セーラームーンは技だけで戦う事が多いのですが、歴代の映画だけはそこそこ肉弾戦も交えてたのでもう少しあってもいいかな。と思います。ジュピターの怪力設定とか無駄になってしまいますので。
変身シーンはアニメ版と同じで良いのですがテンポが悪い。キュピーン!の効果音にハリがない。
カラー設定が今風のパステル調よりなのでシャキとしない分余計に変身シーンのテンポが悪く感じます。
セーラーウラヌスの技だけやたらめったら気合いが入ってて作画演出全てにおいて最高でした!!
当時セーラームーンに憧れた女の子たちへ。って謳い文句があったにも関わらず当時のファンが胸熱になるポイントを抑えきれていない。あのCMはだめ。少し前に上映したデジモン絆、おジャ魔女どれみはしっかりポイントを抑えていました。
正直とても残念でした。
更に続編があるらしくスリーライツが出てくるのかな?って感じですが、原作軸ならスリーライツ死にますしアニメならギャラクシアとの全裸バトルになりますしいっそエターナルじゃないかもしれないですね。
次作では絶対絶対ムーンライト伝説流して欲しいです。