「中途半端だった」ルイスと不思議の時計 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
中途半端だった
元のジュブナイル小説のおかげか、役者の実力か、ツィマーマン(ケイト・ブランシェット)のキャラ造形はよかった。
子役のルイス(オーウェン・ヴァカーロ)の演技が実に棒で、表情がおおげさ。
それもあいまって、ジュブナイルにも、ファンタジーにも、ホラーにも、SFにも、コメディにもなり切れていない、中途半端な脚本演出によって、子供向きに作った「子供だまし感」が鼻についた。
『ハリーポッター』+『ホーンテッドマンション』『アダムスファミリー』あたりを狙ったのかもしれない。
が、出来上がった印象は『ロジャー・ラビット』とか『ハワード・ザ・ダック』になっちゃったような。
もっとターゲットユーザーに寄った見せ方を、真剣に考えたほうがよかったような気がします。
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