「おやおや最後は」ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド コーヒービートさんの映画レビュー(感想・評価)
おやおや最後は
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日本語のライナーノーツでは「ハリウッド黄金時代」とナントカの一つ覚えのように書いてあるが、さて1960年代の終わりが「黄金時代」とは言えないはずと、鑑賞前から思っていました。当時は西部劇は凋落し、ハリウッドもテレビドラマの下請けで息を継いでいる状態と思っていたからです。果たして鑑賞し始めると私の思う通りに「黄金時代」ではないシーンが続出です。なんであんな嘘でまかしのライナーノーツを書きなぐったのか、配給会社に問い詰めたい。
ベトナム戦争、ヒッピーの跋扈など当時の事情も適宜織り交ぜてその辺は面白い。一方で、よく理解できない、なぜこんな話を挿入したのか理解できないシーンやエピソードも多くありました。ブルースリーのシーンも個人的には面白かったが、「アジア人差別」という批判が生じているそうです。
で、いよいよシャロン・テートはどう扱われるかですが、これが史実と違うのですね。タランティーノらしいと言えばそれまでですが、せっかくカネをだして映画館に来た人たちを暗然とした気持ちにさせないための「気配り」かも。考えすぎかな。
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