「風景が流れる」さよならくちびる ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー(感想・評価)
風景が流れる
アングラで音楽やるのは儲からないだろうなぁ。と、汚れちまった大人は、つい斜めから見てしまうが、車に機材を乗せてライブハウス回りなんて、まさに青春だぜ。そして、青春に付き物なのは、もちろん恋。でも、「好き」が一方通行で、登場人物みんな思いが通じない。身の内から湧き上がる、もんもんとした感情に音を付けていくと、曲が出来上がる。音楽やる人はやはり鬱屈を溜め込んでるね。女優ふたりとも歌上手くて、曲がとても良かった。ギター弾けるってかっこいいわー。
まあ、バンド名を変えて、てへ、って再始動しちゃえばいんでない? か、ハルひとりでメジャーを目指そう。コツコツ詩を書く努力ができるきみなら、絶対売れると思う。金持ちになろうよ!
音楽映画でもあるのに、走る車のフロントガラスの映像を無音で流し、詩を表示するところは、すごくおしゃれだった。
BS松竹東急の放送を録画で鑑賞。
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