「どこか懐かしいピンクの香り」どうしようもない恋の唄 マーティーさんの映画レビュー(感想・評価)
どこか懐かしいピンクの香り
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原作は未読。カトウシンスケがダメ人間を演じる様はまるで30年前のピンク映画を観ているようでした。ヒロインの藤崎里奈がもう少しなんとかならなかったのか疑問符が残るが、そこはかとない切なさはある顔立ちで、最後走るシーンは胸がキュンとなる展開。
物語は人生をドロップアウトしたサラリーマンが自殺をしに東京の片隅にある駅で降りたところから始まるのだが、ソープ嬢と出会うまでは良かったが、隣に住んでいる六本木の売れっ子ホステスとそのヒモ…六本木の売れっ子が、こんなアパートに住むのか?など、喘ぎ声が異常な隣人というのも、その昔東映ピンク映画のような設定も相まってやや現在の映画にしてはバタ臭さが出てしまうものの、カトウシンスケほか出演者の演技が魅力的でカバー。
ヤクザもなんか無理くり過ぎて、ちょっとキツイものの、コメディ要素でカバー。
もう少し、デタラメだった方が逆に良い気がした。
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