「ノルウェイの民話」キング・オブ・トロール 勇者と山の巨神 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ノルウェイの民話
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ノルウェイの民話を基にしたファンタジー・アドベンチャー。
内容的には人間同士のいざこざの方が大半で終盤になるまで巨人との戦いはおあずけです。
タイトルに勇者とありますが主人公は農家の末っ子で、天然というかドジで家を燃やしてしまうダメ男、どうもノルウェイ民話の主人公アッシュ・ラッド像はこの手のギャップが定番の様です。
同様に山の巨人や森の魔女がユダヤ人風の大きな鉤鼻、中世ヨーロッパではユダヤ人が陰謀論の源泉とされ人々のユダヤへの嫌悪感が見て取れます。
巨人が日の光に弱いのもバンパイア伝説の影響でしょうかね。文化の違いを見て取れるのは興味深い。
馴染みの民話ベースなので地元では大ヒットだったようですが、日本人の私にはチープなおとぎ話にしか映りませんでした。
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