「ただ、そばにいて看取るということ。」みとりし すーさんの映画レビュー(感想・評価)
ただ、そばにいて看取るということ。
試写会にて。
看取り士という職業について全く知らなかったが、人の死を共に看取るということというよりは、現代の高齢化社会において地方医療、介護の問題というものが浮き彫りになっているように感じた。見舞いがしょっちゅう来てくれるわけでもなく、病院でただ死を待つというのは苦しいだろうし、家で死を迎えたいと思うのは自然なことだと思う。
そんな人々に寄り添い、もしもの時に直ぐに家族に知らせる、病院へ連絡する人というのは確かに必要だし、死を迎えた人のそばにいることの重要性というものについて考えさせられた。それ以上にやはり人の死というものの重みは計り知れない。
つい人間は死から目を背け見ないようにしているが日常と隣り合わせなんだろうなあ。
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