「自分が死ぬ瞬間について、考えさせられる。」みとりし ガーコさんの映画レビュー(感想・評価)
自分が死ぬ瞬間について、考えさせられる。
予想外に素敵な作品に出会えました。
期待しなかったのが逆に良かったのかもしれない…。
生と死がテーマ映画だったので、ちょっと入りにくいかと思っていましたが…。
そんなこと全くなく、とてもわかりやすい良いて映画でした。
自分が死ぬ時について、具体的に考えたことがなかった私。
よく歳をとると、自分のお墓のこととか、財産のこととか、お金に関することばかり考えてしまいがちですが…。
この映画では、自分が最後にどんな姿で死んでいきたいかを考える映画。
病院で苦しみながら、管を全身に入れられて苦しむよりも、安心できる我が家で家族に見守られながら死んでいきたい…。
自分の死生観を決めることって、意外と重要なんだって思いました。
最近は、孤独死がよくニュースになってますが、誰にも知られずに死んでいくって想像以上に辛いのかもしれない。
1人孤独に死ぬよりも、大切な人や愛する家族に看取られて死ぬことの幸せって、思った以上に大切ですね。
自分の死をまだ具体的に考えたことは正直なかったけど…。
これから自分の人生最後をどう過ごすか、色々と考えさせられました。
また、この映画では、みとりしという仕事があるって事を教えてもらいました。
人の死ぬ最後の瞬間を看取ることで、安心してあの世に旅立てるということ。
安心感って人間にはとても大事なことだと思います。
誰かが側に寄り添ってくれているだけで、人ってあんなにも安心できるってことを学ばせてもらいました。
素敵な映画をありがとうございました。
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