「Brave」ブレッドウィナー Kjさんの映画レビュー(感想・評価)
Brave
タリバン政権下のアフガンを舞台にその不条理を訴えながらも、それに抗する少年に化した少女の姿を通して、より普遍的なその勇敢な意思のなせることへの希求を伝える。物語に出てくる背後からついてくる影は恐れか。それを排して智力を持って立ち向かう。このような特殊な世界でなくとも、どの世界においても不条理とは共存し、それに怯える我々自身も意識してしまう。
少女が少年になり行動の自由を獲得するさまは、ダイバーシティの観点でも普遍性を帯びる。ストーリーと共に語られる物語が見事にシンクロして、アニメ自体のクオリティも高いが、なによりも脚本がうまさに感心させられる。
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