「”次は人間を撃ちたいと思っているんでしょ” 村上虹朗演じる大学生トオルが偶々手にした凶器に徐々に理性を揺さぶられていく過程をモノクロで描きだす。」銃 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
”次は人間を撃ちたいと思っているんでしょ” 村上虹朗演じる大学生トオルが偶々手にした凶器に徐々に理性を揺さぶられていく過程をモノクロで描きだす。
あの奥山和由がプロデュースのモノクロ作品。
村上虹朗(銃を偶々手にした大学生トオル)は矢張り存在感と擦れた声のモノローグが圧倒的であるし、彼の数少ない友人、ヨシカワユウコ(この作品のメインキャストの中では、唯一の善人を広瀬アリスが好演している。
日南響子の美しい裸身と妖しい佇まいにも魅入られたし、トオルを徐々に追い詰めていく刑事(リリー・フランキー、実に良い。)との遣り取りも面白い。
奥山臭は濃厚に漂うが(嫌いではないが、好みが分かれる)、武正晴監督が上手く処理してくれている。
<2018年11月17日 劇場にて鑑賞>
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