「感情」500ページの夢の束 字幕 アンゼたかしさんの映画レビュー(感想・評価)
感情
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冷たい側面と優しい側面のあんばいが中々にシビアでした。声を掛けてくれる優しい人もいるけれど、現実はそう甘くはない。気付いても気づかないふりをする人、横暴な人、酷い仕打ちをする人、様々な人と衝突する。避けては通れない道。それを一心不乱に目的に向かって突き進むウェンディ。
ああ、どうかこれ以上辛い目に遭わないように。期限内に届きますように。誰もが願ったはず。
見てるうちに、最初は苦手かもという私の気持ちがウェンディすきだな。に変わってました。
映画ファンなので共感できる部分が多くて、彼女のスタトレを通してどう世間に接点を持つか模索する部分も、スタトレで物事を考えスタトレを通して世間を除く部分も、ああ、私もするな。わかるわかる。というような面持ちでした。
それに、スポックの「感情に手を焼いてる」という特性から、彼はこういう感情のコントロールが難しい人達の代弁者として生まれたのかな?と、まさかこの作品を通して気づきを得られたのは目から鱗でした。なるほどなあ…
あとSF映画を微塵も見たことない人がスターウォーズとスタートレックを同じものだと勘違いしてるのとか、ほんとあーいるいる。ってなりましたね笑
様々な映画を通して、映画を観るというのを割りとしてしまうしそこが醍醐味みたいな部分もあるので、今回は豊作でした。これだから映画ファンはやめられない。
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