「製作者の頑張り過ぎで、とても勿体ない3部作になりました。」GODZILLA 星を喰う者 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
製作者の頑張り過ぎで、とても勿体ない3部作になりました。
クリックして本文を読む
ゴジラを退治出来ずに宇宙に逃げ出した人間が、放浪の末、改めてゴジラに戦いを挑む物語。
3部作の最終話ですね。
一言で言えば、製作者の自己満足の作品です。
「哲学」「宗教」「人生観」。小難しい話を交えて高尚な映画にしたかったのかもしれませんが、ゴジラ映画にそれを詰め込まれても困ります。
また、ラストも二つの意味で納得が出来ません。
一つ目は主人公の決断。「愛する人・愛してくれる人」「信じてくれる仲間」を見捨てるような決断は、何の共感も覚えません。不愉快に感じるだけです。
また、主人公が特攻してゴジラを退治出来てしまっては、今までの人類の存亡を賭ける設定が台無しになります。
私は怪獣大戦争を観たかったわけではありませんが、それでもギドラやモスラの扱いも中途半端で拍子抜け。
人類が実質的に滅亡する展開は、映画の中とはいえ不愉快さが残ります。
唯一、原住民との共生による存続を描いてくれていれば、良い余韻にも浸れたのでしょうが、バカな主人公の突撃でそれもなし。
3部鑑賞して、ラストがこれでは、寂しさを禁じ得ませんでした。
当然、評価もかなり低めです。
コメントする