劇場公開日 2018年11月9日

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「オーラスの展開は昭和のアレ」GODZILLA 星を喰う者 よねさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0オーラスの展開は昭和のアレ

2019年1月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ゴジラ打倒の執念を滾らせながらもビルサルドの意向を認められずゴジラを倒すチャンスを放棄したハルオの進退を巡ってビルサルドと人類は対立。一方エクシフの大司教メトフィエスはナノメタルの浸食を免れた者がいるのは奇跡によるものだと人類に信者を増やしていった。ハルオはマーティンから浸食を免れたのはフツアによる治療を施された者だけであり奇跡ではないと知らされメトフィエスに詰め寄るが・・・からのGODZILLA3部作の最終章。
前作『~決戦機動増殖都市』で広げた大風呂敷を一体どうやって畳むのかと期待していましたが、エクシフが布教する信仰と絡めて人類の存在意義を問う展開はもはや単なる怪獣映画から大幅にはみ出していて、ど真ん中に据えられた深く考えさせられる人間ドラマに何だこりゃ?と怒る人は怒る話だと思います。個人的にはアニメ版、しかも虚淵玄起用の時点で普通のゴジラはそもそも求められていなかったはずで、観たことないものを観たいというこちらの勝手な欲求は満たしてもらったので何の文句もありません。オーラスの展開は昭和に宇宙戦艦ヤマトを観ていた世代にはグッとくるやつなので東宝映画という大きな枠からもはみ出していて爽快でした。

よね