劇場公開日 2018年11月9日

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「破壊の王×虚空の王 そして…」GODZILLA 星を喰う者 strahlさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5破壊の王×虚空の王 そして…

2018年11月28日
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興奮

難しい

まず初めに「アニメ版GODZILLA」は
「怪獣プロレス」をしないという初期からの
理念が発表されているのにも関わらず
「怪獣プロレスがないから低評価」と
いうレビューを書く方はどうぞ、
ずっと過去作を観ていてください。
様々な形やメディアミックスをされるのが
ゴジラなのではないのでしょうか。
「ゴジラに正解も不正解もなくその時生まれた
ゴジラこそゴジラであり、
過去のしがらみ や 固定観念にいつまでも
囚われていたら作品やファンの
発展や拡大はないのでは」と思ってしまいます。

ーーー

先日参加3回目、最後の舞台挨拶を六本木にて
終えてきたいい節目に忘れないようにレビュー。

賛否あれど私はこの作品が
どうしようもないほど好きであり
どんな周りの意見を聞こうとも
その意見は揺るがない。

このレビューは「星を喰う者 」のレビューというより
「GODZILLA 三部作」の総評の4.5というモノです。

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怪獣惑星で
種族の団結、ゴジラの恐怖を描き
決戦増殖機動都市で
ゴジラの全能さ、種族間の対立を描き
星を喰う者で
終焉そして神の偉大さを描いた作品。

最後まで人としてゴジラに立ち向かい
戦略と兵器に頼った人間。

ゴジラと対峙した時、既に
人ならざる者を志し、
工学に頼ったビルサルド。

「破滅こそが祝福」と信じ
神に頼ったエクシフ。

「生きていることこそが価値がある」と想い
ハルオそして人類を信じたフツア。

それぞれの主張にも突き動かされるものや
共感できる点があったので最後まで
どの種族が正しいかなんて決められなかったし
どの種族も「人間」臭さや愚かさ、醜さが
あってとても好きだった。

あのままギドラが勝っていたら
それこそ人類の敗北そして惑星の終焉で、
メカゴジラシティでゴジラを倒せても
ギドラに絶滅させられてただろう と思うと、
結局 人類の勝利はなかったんだろうな と
切ない感情になりながらもハルオの決断を
最後まで見届けられてよかった。

「お前が本当に破壊の化身だというのなら
焼き尽くして見せろ、全ての呪いを。」

三部作同時上映試写会みたいなのが
あったらいいなぁなんて今でも思ってます。

制作期間4年間 公開期間1年間
本当にお疲れ様でした。
ポリゴンピクチュアズ制作の
新たなGODZILLAもまた観てみたいです。

ュ