「独立がゴールではない」英国総督 最後の家 yuyuさんの映画レビュー(感想・評価)
独立がゴールではない
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総督の家での、インド独立前夜の人間模様を描いた一作。
よく出来すぎていると感じなくもない(総督一家のキャラクターやラストのアーリアとの再会など)。
それでも短い時間の中で多くの人々を描いて上手くまとまっていたと思う。マウントバッテン卿、チャーチル、ネルー、ガンジー、ジンナー、そして総督の家で働く人たち…
そして暴動、虐殺の数々。
総督の家の中でも資産を全てインドとパキスタンに分けているのには驚いた。
国境の発表は独立を人々が祝ったあと。
その後に移動を余儀なくされた人々。独立で全てが収まるわけではない、現実が待っている。それでもアーリアとの再会に希望を託したエンディングだったのだと思う。
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