「宗教は皆正しい」英国総督 最後の家 bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
宗教は皆正しい
脳内花畑な宝塚歴史演劇。もう、どう言えば良いのやら。いや、予告で分かるだろう、見るなよ、俺〜〜!と、自分を呪ったのも途中まで。分離独立の委員会立ち上げあたりから、俄然面白くなり、最後には鼻啜り上げるくらいに入り込んでしまった。
インド旅行した時、タージマハルでガイドさんが説明してくれた。
「元々インドにムスリムは居なかった。ここを建設する為に奴隷、彫刻家として連れて来られたのがムスリムの起源。完成後、他所で同様な建物を建てられない様、手を切り落とされた」
事実のほどは定かでは無いが、出自が奴隷であったことは確かで、故にジンナーは「アメリカの黒人の様にはなりたく無い」と発言し分離独立を頑なに要求する。
恋話は、余計なオマケ扱いだと思うんですが、「愛より安全を取り別れを選択」と言う象徴的な行動、ラストのオチ作り、の二つが役割だった様ですが、最後は彼等に泣かして頂きました。ただ、この二人の周辺だけ、別人が脚本書いたんじゃないのかと思うくらいに浮いてるのは気になる。
「宗教は皆正しい」
やっぱガンジーの言葉には普遍性あるよなぁ、って思いました。
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