「音を楽しむ」オーケストラ・クラス くりさんの映画レビュー(感想・評価)
音を楽しむ
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かたくなな音楽家が
やんちゃな小学生との
交流を通じて成長していく話でした。
いがみ合う関係から
心を開いて接することで
親や子たちの信頼を強めていく
音楽家のダウドは、
子供達との繋がりに
人生の喜びをみつけ、
子供達は、音楽に触れる
楽しさにひかれて、夢中になっていく。
親達は、
そんな子供達の成長を
応援することに喜びを
感じているのが
映像から静かにしみてきます。
私がいいと思ったシーンは、
二つあって、
一つ目は
騒ぐ子供に我慢できなくなった
音楽家ダウドが
子供への配慮に欠けた行動を
反省して親に謝りにいく場面。
親に演奏を乞われた彼が
バイオリンを弾きます。
そのメロディーに引き込まれた
両親が段々と涙目になっていき
演奏に感動していくさまに
しびれました。
褒めるシーンなどひとつもでてこない
のですが
彼の実力を認めた両親が
協力者になったのは
いうまでもありません。
二つ目は、
ラストの演奏会で
一番の成長者のアーノルドの演奏を
眺めるダウドの満足げな笑顔です。
自身の音楽家としての活動より
教え子を成長させることに
人生の喜びを感じた彼の気持ちが
すごく伝わりました。
観賞後
とてもよい こころもちに
なりました。
オススメ
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