七つの会議のレビュー・感想・評価
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池井戸潤原作にしてはくどくなかった
野村萬斎の独壇場。ま、期待し過ぎたか・・・。30有余年工場勤務管理職経験者ですが、何か少し違和感はあります。物づくりでも行政でも不正が続いてますので、企業人への警報としてタイミング良い作品かな。ただエンタメとしては単調で、同日に観た「マスカレード」より評価は落ちるというか、面白くない。ただ、やたら専門用語まがいの部品名が出てくる下町ロケットとか空飛ぶタイヤよりは、ネジなのでわかりやすく良いなと思った。専門用語的なキーワードで煙に巻く池井戸潤原作の作品は今後はやめておこうと思った。全て自分の見地です。そうでない人も多いようですが。
リアリティが
リアリティがちょっとな感じでした
勢いは良く、スピード感あるので
勢いのまま見せられた感じがしました
飽きはしない、まぁそれはgood!なのだが
主人公の萬斎さんが迫力ある話をするのでそんな社員いねぇなぁとか、内容のリアリティとか感情移入し辛く、ネジの件の伏線が弱々しい感じとかで、話に没入出来なかった
と言うかアラが目立って目立って気になってしまったのですよ
役者様の演技は萬斎さんを初め凄かったです
映画よりも演劇で見たかったね
配役が半沢直樹やなぁと思ったのですが、なら堺さんで観たかったなぁとか思っちゃった
勝者なき闘い: 朝倉あきに萌え、重鎮の顔芸に悶絶
正直、期待してませんでした。
池井戸ドラマには、若干のマンネリ感が...
NHK版のドラマも断片的に観てしまい、地味な印象がありました。
土下座に固執する半沢直樹も、苦手でした。
ですが、そんな先入観は、見事に吹っ飛ばされました。
119分、池井戸ドラマが濃縮された、濃い〜映画でした。
前半は、朝倉あきちゃんが、主役ちゃう?ってくらい大活躍。
「とめはねっ!」以来のファンとしては、嬉しい限り。
個人的には、あきちゃんの声色と発声の仕方に、終始萌えっぱなしでした。
後半は、怒涛の告発+復讐。
されど、厚い組織防衛の壁。
クライマックスの後の更なる大オチ。
ラスト前に、香川さんが大事なモノを差し出し、悔恨を語るシーンには、泣かされました。
池井戸ファンならずとも、楽しめる一品です。
観て損しません。
迷ってるなら観に行こう。
原作買わなければ
緊迫感が伝わらない
池井戸潤作品にしては、あまりにひねりのない、当たり前すぎる内容に感じた。野村萬斎と香川照之の怪演はインパクトあるが、中身が入ってこない。企業不正をめぐるテーマは「空飛ぶタイヤ」に共通するが、展開の充実度や画面の緊迫感、テーマの昇華のさせ方など、はるかに「空飛ぶタイヤ」の方が上だ。今作の見所は、いわゆる「ダメ社員」であったり、成果を出せなかったり、会社から指示されたことしかしてなかった少し外れた社員が、会社という大きな敵に立ち向かっていく潔さみたいなものだろう。会社の中枢にいる人間は、「結果こそすべて」の会社の論理こそ正義だと信じているから、自分で自分を断罪できない。会社の歪んだ正義は圧倒的だが、立ち向かう側の正義がとても弱いと感じてしまう。結果的に悪は裁かれたが、後味はすっきりしない。誇張した演技に頼り、観客を楽しませるエンターテインメント性に欠けた作品になってしまった。
野村萬斎の存在感。
偶然にも半年程前に映画化することは知らぬまま原作読了。毎月かなりの量を読むので原作ストーリーを忘れかけていたが、これまた偶然にも映画の前宣伝を見かけ、封切り初日に子ども達と楽しみに出かけた。
野村萬斎氏も香川照之氏もそこから醸し出す独特な世界観の存在感…ということを差し引いても最初から惹きこまれ、あっという間のエンディング。
観ていくうちに あー、そうだったーとストーリーの記憶を呼び起こされ、そうした曖昧な記憶の答え合わせ⁈や原作をどうアレンジしているのかということを考えるのも自分の中では楽しかったですね。
自分の中では何箇所か原作とのすり合わせでアレッ?と思った箇所もなくはなかったけれども映画なのだから、エンタメなのだから、という尺度で換算すると細かいことは忘れて丸ごと楽しんでしまおうというそんな思いにさせてもらえる作品でした。
レビューの中では萬斎さんの演技に賛否あるようで、それを目にしていた自分自身も幕があくまでちょいと不安もありましたが、作品を見始めたら逆にあの風貌と一風変わった話し方や雰囲気は全然許容範囲でしたね。というよりあれぐらい灰汁があっていいんじゃなかろうか。萬斎さんとサラリーマン、また香川さんと相まってすごい化学反応でしたよ笑。期待を裏切られなかったですね〜。
大学生の子供2人も帰り際、池井戸作品最高!と高揚してました。少し前に彼らの推薦で観たマスカレードが推薦してきた子ども自身を含め少し期待外れだったので今回、これぞ!と思える作品に出会えて親子で楽しかったです。企業ドラマはこれから就活を控える子ども達とそういった話題でも気軽なとっかかりとして帰り道に話をすることができ、親としては本音を聞かせてもらえるありがたい機会。そんな広がりも与えてもらえました。
客層は私を含め中年層の男性多し。私の後ろに萬斎さんファンと思しき中年女性もおられましたが萬斎さんのリアクション一つ一つに笑ったり感嘆したり、その様子にこちらもちょっと笑っちゃいました。
またもう一度観に行くか思案中。
息子はこれ連ドラでもっと深く見たかったとのこと。同感!後引くわー笑
真・サラリーマン
『空飛ぶタイヤ』に続く、池井戸潤作品の映画化。
『空飛ぶタイヤ』が正統派の社会派エンターテイメントだったのに対し、こちらは言わば、サラリーマン活劇。ホント、“活劇”という言葉がぴったり。
とにかく、演出も演技も濃い!コッテコテ!
そして、勧善懲悪。まるで時代劇を見ているようだった。
この作風は『半沢直樹』に近い。
キャストも『半沢直樹』で見た顔が多く、『半沢直樹』にハマった方は『空飛ぶタイヤ』より好きかもしれない。
ちなみに自分は、どちらも好きだなぁ。今回もたっぷり楽しませて貰った。
とある中堅メーカー。
その営業部は、鬼と恐れられる部長の下、常にノルマ!結果第一!ノルマ!結果第一!ノルマ!結果第一!ノルマ!結果第一!ノルマ!結果第一!…。
社員は吐き気と共に、日々実績と数字とプレッシャーに追われている。
そんな中に一人、怪人物が。
営業一課の係長、八角。
本名は“やすみ”だが、周囲からは“はっかく”と呼ばれている。
会議に出てはいつも居眠り、万年係長、クビにならないのが疑問のぐうたら社員。
何故だか部長も何も言わない。
ある日八角は、直属の上司の課長をパワハラで訴え…。
この八角のキャラが面白い。と言うより、本作の面白味のほとんどだろう。
画に描いたような問題社員。そのぐうたらぶりは、植木等や西田敏行といい勝負。
しかし、実はあの鬼部長と同期で、かつては最前線で出世を争った超エリート。
こういう普段はダメダメでも、実はスーパーマン!…なキャラは個人的にツボ。と言うか、好きな方は大勢居るだろう。
でも八角、クリーンなスーパーサラリーマンという感じではない。
課長やイヤミな会計係やネチネチなクレーム係ら八角に喧嘩を売った奴らは皆、謎の異動や左遷。
本人も「これ以上関わっちゃならねぇ」と不敵な笑みを浮かべ、何処か末恐ろしい。
その存在感、モンスター…いや、シン・ゴジラ級!
野村萬斎が快演。
現代劇なのに雰囲気や喋り方が狂言的/時代劇的で当初は違和感を感じるが、段々とこの人にしか出せない味になってくる。
一体、八角は何者か…?
後任の課長と事務係が八角について調べていくと、会社存続級の秘密を知る事に…!
池井戸作品なので、その秘密はお馴染み。
会社の不正、悪事、リコール隠し…。
八角はそれを知る人物の一人。
と言っても、それに関与し隠蔽しようとする側ではない。寧ろ、その逆。
人知れず、闘っていた…。
今作もまた話が面白い。
序盤はコミカルに、しかし次第に熱を帯び、ケレン味たっぷりに。
パワハラ訴えをきっかけに、会社の、親会社の病巣が明るみに。
小ボス、中ボス、大ボス、ラスボス…と、立ち塞がる。
クセのある登場人物が織り成すサラリーマン・バトルロイヤル。
そこに、八角とある人物との因縁、敵対。
時代劇のような下克上、反撃。
男たちの友情…。
展開やオチは予想出来、リアリティーには欠け、オーバーな演出や演技ではあっても、病み付きになり、グイグイ引き込まれる。痛快!
池井戸作品は期待を裏切らない。
『空飛ぶタイヤ』に続き本作も興行ランキングでヒットスタートとなったようで、池井戸作品の映画化はさらに過熱するだろう。
楽しみ!
ほとんど野村萬斎の土壇場だが、周りも魅せてくれる。
三枚目的な及川ミッチーと朝倉あきのコンビは愉快。
鹿賀丈史はさすがの威圧感。
オリラジ藤森もイヤミな好演。
でもやっぱり、香川照之!
もはや安定の濃演!
野村萬斎と顔付き合わせる顔面対決やあるシーンで絶叫する顔芸は何だか笑えてもくる。
池井戸作品の香川照之と言うとどうしてもあの役を思い浮かべ、序盤のシーンから本作もそうだろうと思いきや、単にそうではない。
中間管理職、板挟み、苦悩…いい役回りであった。
リアリティーに欠けるとついさっき書いたが、痛烈なテーマやメッセージは突き刺さる。
特に、エンディング時の八角の長台詞は、日本の会社へ鋭いメスを入れる。
サラリーマンは何故働く…いや、闘うのか?
何故、不正は無くならないのか?
サラリーマンは、戦士だ。日本風に言えば、侍だ。
日々、仕事と闘っている。
しかし時にはその敵が強大過ぎて、足を踏み外してしまう。
それは自分の弱さでもあるが、元凶は会社の…もっと大きく言えば、日本のそのものの体制。
従順し、ノルマや結果が全て。
それが不正や悪事を生む。
会社や仕事が無くならない限り、不正や悪事も無くならない。
皮肉であり、悪循環でもある。
でもそんな病原菌や膿を排する為には、荒療治も必要だ。
異端の存在が。
どんな世界にも一人くらい異端児は必要。
会社そのものを激震させる異端児だが、会社に残り続け、会社を見守り続ける。
人はそれを、“真のサラリーマン”と呼ぶ。
王道の娯楽映画❗
池井戸ドラマファンなら楽しめるはず
日本の企業はどこも同じですね
萬斎さんはサラリーマンに見えないな
骨太な社会派ドラマでは無かった
昨年空飛ぶタイヤを見て、同じような社会派ドラマを期待して視聴。原作は未読。
見終わった感想は「テレビドラマだなぁ」と。
出てくるキャストの演技がいちいちクドい。基本的にすぐ大声出す。セリフも大袈裟、野村萬斎が落ち着いて見えるくらいに皆演技演技してる。
そのせいか、舞台の設定や展開もイマイチ御都合主義に見える。全体で見るとありえない話では無いんだろうけども。
ただ、つまらない訳ではなく、面白い方の映画だったと思う。脚本も俳優も悪く無いのに、味付けが自分には合わなかったのだろうか。
とにかく自分には合わなかった。
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