七つの会議のレビュー・感想・評価
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緊迫感が伝わらない
池井戸潤作品にしては、あまりにひねりのない、当たり前すぎる内容に感じた。野村萬斎と香川照之の怪演はインパクトあるが、中身が入ってこない。企業不正をめぐるテーマは「空飛ぶタイヤ」に共通するが、展開の充実度や画面の緊迫感、テーマの昇華のさせ方など、はるかに「空飛ぶタイヤ」の方が上だ。今作の見所は、いわゆる「ダメ社員」であったり、成果を出せなかったり、会社から指示されたことしかしてなかった少し外れた社員が、会社という大きな敵に立ち向かっていく潔さみたいなものだろう。会社の中枢にいる人間は、「結果こそすべて」の会社の論理こそ正義だと信じているから、自分で自分を断罪できない。会社の歪んだ正義は圧倒的だが、立ち向かう側の正義がとても弱いと感じてしまう。結果的に悪は裁かれたが、後味はすっきりしない。誇張した演技に頼り、観客を楽しませるエンターテインメント性に欠けた作品になってしまった。
池井戸潤原作のドラマが好きな人は是非
シリアスな部分だけだと息苦しくなるところを朝倉あき、及川光博のコンビのコミカルなシーンが息抜きとなって観やすいです。 池井戸潤原作のドラマが好きな人は是非。
野村萬斎の存在感。
偶然にも半年程前に映画化することは知らぬまま原作読了。毎月かなりの量を読むので原作ストーリーを忘れかけていたが、これまた偶然にも映画の前宣伝を見かけ、封切り初日に子ども達と楽しみに出かけた。
野村萬斎氏も香川照之氏もそこから醸し出す独特な世界観の存在感…ということを差し引いても最初から惹きこまれ、あっという間のエンディング。
観ていくうちに あー、そうだったーとストーリーの記憶を呼び起こされ、そうした曖昧な記憶の答え合わせ⁈や原作をどうアレンジしているのかということを考えるのも自分の中では楽しかったですね。
自分の中では何箇所か原作とのすり合わせでアレッ?と思った箇所もなくはなかったけれども映画なのだから、エンタメなのだから、という尺度で換算すると細かいことは忘れて丸ごと楽しんでしまおうというそんな思いにさせてもらえる作品でした。
レビューの中では萬斎さんの演技に賛否あるようで、それを目にしていた自分自身も幕があくまでちょいと不安もありましたが、作品を見始めたら逆にあの風貌と一風変わった話し方や雰囲気は全然許容範囲でしたね。というよりあれぐらい灰汁があっていいんじゃなかろうか。萬斎さんとサラリーマン、また香川さんと相まってすごい化学反応でしたよ笑。期待を裏切られなかったですね〜。
大学生の子供2人も帰り際、池井戸作品最高!と高揚してました。少し前に彼らの推薦で観たマスカレードが推薦してきた子ども自身を含め少し期待外れだったので今回、これぞ!と思える作品に出会えて親子で楽しかったです。企業ドラマはこれから就活を控える子ども達とそういった話題でも気軽なとっかかりとして帰り道に話をすることができ、親としては本音を聞かせてもらえるありがたい機会。そんな広がりも与えてもらえました。
客層は私を含め中年層の男性多し。私の後ろに萬斎さんファンと思しき中年女性もおられましたが萬斎さんのリアクション一つ一つに笑ったり感嘆したり、その様子にこちらもちょっと笑っちゃいました。
またもう一度観に行くか思案中。
息子はこれ連ドラでもっと深く見たかったとのこと。同感!後引くわー笑
真・サラリーマン
『空飛ぶタイヤ』に続く、池井戸潤作品の映画化。
『空飛ぶタイヤ』が正統派の社会派エンターテイメントだったのに対し、こちらは言わば、サラリーマン活劇。ホント、“活劇”という言葉がぴったり。
とにかく、演出も演技も濃い!コッテコテ!
そして、勧善懲悪。まるで時代劇を見ているようだった。
この作風は『半沢直樹』に近い。
キャストも『半沢直樹』で見た顔が多く、『半沢直樹』にハマった方は『空飛ぶタイヤ』より好きかもしれない。
ちなみに自分は、どちらも好きだなぁ。今回もたっぷり楽しませて貰った。
とある中堅メーカー。
その営業部は、鬼と恐れられる部長の下、常にノルマ!結果第一!ノルマ!結果第一!ノルマ!結果第一!ノルマ!結果第一!ノルマ!結果第一!…。
社員は吐き気と共に、日々実績と数字とプレッシャーに追われている。
そんな中に一人、怪人物が。
営業一課の係長、八角。
本名は“やすみ”だが、周囲からは“はっかく”と呼ばれている。
会議に出てはいつも居眠り、万年係長、クビにならないのが疑問のぐうたら社員。
何故だか部長も何も言わない。
ある日八角は、直属の上司の課長をパワハラで訴え…。
この八角のキャラが面白い。と言うより、本作の面白味のほとんどだろう。
画に描いたような問題社員。そのぐうたらぶりは、植木等や西田敏行といい勝負。
しかし、実はあの鬼部長と同期で、かつては最前線で出世を争った超エリート。
こういう普段はダメダメでも、実はスーパーマン!…なキャラは個人的にツボ。と言うか、好きな方は大勢居るだろう。
でも八角、クリーンなスーパーサラリーマンという感じではない。
課長やイヤミな会計係やネチネチなクレーム係ら八角に喧嘩を売った奴らは皆、謎の異動や左遷。
本人も「これ以上関わっちゃならねぇ」と不敵な笑みを浮かべ、何処か末恐ろしい。
その存在感、モンスター…いや、シン・ゴジラ級!
野村萬斎が快演。
現代劇なのに雰囲気や喋り方が狂言的/時代劇的で当初は違和感を感じるが、段々とこの人にしか出せない味になってくる。
一体、八角は何者か…?
後任の課長と事務係が八角について調べていくと、会社存続級の秘密を知る事に…!
池井戸作品なので、その秘密はお馴染み。
会社の不正、悪事、リコール隠し…。
八角はそれを知る人物の一人。
と言っても、それに関与し隠蔽しようとする側ではない。寧ろ、その逆。
人知れず、闘っていた…。
今作もまた話が面白い。
序盤はコミカルに、しかし次第に熱を帯び、ケレン味たっぷりに。
パワハラ訴えをきっかけに、会社の、親会社の病巣が明るみに。
小ボス、中ボス、大ボス、ラスボス…と、立ち塞がる。
クセのある登場人物が織り成すサラリーマン・バトルロイヤル。
そこに、八角とある人物との因縁、敵対。
時代劇のような下克上、反撃。
男たちの友情…。
展開やオチは予想出来、リアリティーには欠け、オーバーな演出や演技ではあっても、病み付きになり、グイグイ引き込まれる。痛快!
池井戸作品は期待を裏切らない。
『空飛ぶタイヤ』に続き本作も興行ランキングでヒットスタートとなったようで、池井戸作品の映画化はさらに過熱するだろう。
楽しみ!
ほとんど野村萬斎の土壇場だが、周りも魅せてくれる。
三枚目的な及川ミッチーと朝倉あきのコンビは愉快。
鹿賀丈史はさすがの威圧感。
オリラジ藤森もイヤミな好演。
でもやっぱり、香川照之!
もはや安定の濃演!
野村萬斎と顔付き合わせる顔面対決やあるシーンで絶叫する顔芸は何だか笑えてもくる。
池井戸作品の香川照之と言うとどうしてもあの役を思い浮かべ、序盤のシーンから本作もそうだろうと思いきや、単にそうではない。
中間管理職、板挟み、苦悩…いい役回りであった。
リアリティーに欠けるとついさっき書いたが、痛烈なテーマやメッセージは突き刺さる。
特に、エンディング時の八角の長台詞は、日本の会社へ鋭いメスを入れる。
サラリーマンは何故働く…いや、闘うのか?
何故、不正は無くならないのか?
サラリーマンは、戦士だ。日本風に言えば、侍だ。
日々、仕事と闘っている。
しかし時にはその敵が強大過ぎて、足を踏み外してしまう。
それは自分の弱さでもあるが、元凶は会社の…もっと大きく言えば、日本のそのものの体制。
従順し、ノルマや結果が全て。
それが不正や悪事を生む。
会社や仕事が無くならない限り、不正や悪事も無くならない。
皮肉であり、悪循環でもある。
でもそんな病原菌や膿を排する為には、荒療治も必要だ。
異端の存在が。
どんな世界にも一人くらい異端児は必要。
会社そのものを激震させる異端児だが、会社に残り続け、会社を見守り続ける。
人はそれを、“真のサラリーマン”と呼ぶ。
王道の娯楽映画❗
星🌟🌟🌟🌟 野村萬斎香川照之はじめ芸達者な役者さんばかりで楽しめました❗意外とミッチーと朝倉あきが活躍してましたがやはり野村萬斎の存在感のある演技は目をみはるものがありました❗ラストも一筋縄ではいかない展開で面白かったです❗ただちょっと気になった事が…野村萬斎演じるグータラ社員の八角が係長のままで仕事もあまりせずにいられるのはちょっと甘過ぎのような気が…まだ同じ原作者の空飛ぶタイヤの方が現実味があるような気がします❗でも面白かったからいいか…❗
池井戸ドラマファンなら楽しめるはず
いやぁ、面白かった。
池井戸ドラマ出演者総登場も、ファンにはたまらないだろうし、展開もラストも文句なし。
社会派ミステリーとして十分楽しめる。
大袈裟な演技演出もこれなら気持ちよく呑み込めた。…いや、あの「大袈裟」そのものを演出にするという、バランスの難しい仕事を成し遂げた気さえする。
だからこそ野村萬斎なんていうサラリーマンではあり得ないクセの強い役者を主人公として選んだんだろうし。
ドラマ「下町ロケット」にはがっかりしていたが、こちらは満足。
月曜は「メンズデー」ってことはあるにしても、結構混んでる客席が100%中高年男性のみだったのは衝撃。
日本の企業はどこも同じですね
中堅メーカー・東京建電の営業一課で万年係長の八角民夫を中心に問題が展開する作品。
観ていると私の勤務する会社の体質にそっくりで、段々悲しくなってきました。当社も既婚者の不倫結婚詐欺やパワハラによる自殺には多額の金を相手に支払してスキャンダルにならない様に隠蔽するし、経営陣の失敗・偽装発覚は、部下に全責任を負わせて左遷(私もその一人ですが)や出向は日常茶飯事の会社です。
エンドロールの野村萬斎「こういう出来事は絶対に無くなりません!」の言葉、心に響いて涙が出てきました。
萬斎さんはサラリーマンに見えないな
ドラマと言えば医者/弁護士/警察/企画宣伝関係が多い中、メーカー技術屋ものは池井戸作品が面白い。
今回もドラマとしては面白い。ただ検査偽装やルール違反が問題になる昨今とはいえ、今回の事の流れには無理がある。
骨太な社会派ドラマでは無かった
昨年空飛ぶタイヤを見て、同じような社会派ドラマを期待して視聴。原作は未読。
見終わった感想は「テレビドラマだなぁ」と。
出てくるキャストの演技がいちいちクドい。基本的にすぐ大声出す。セリフも大袈裟、野村萬斎が落ち着いて見えるくらいに皆演技演技してる。
そのせいか、舞台の設定や展開もイマイチ御都合主義に見える。全体で見るとありえない話では無いんだろうけども。
ただ、つまらない訳ではなく、面白い方の映画だったと思う。脚本も俳優も悪く無いのに、味付けが自分には合わなかったのだろうか。
とにかく自分には合わなかった。
☆☆☆★★ 原作読了済み。 先ずは原作を読んだ率直な感想。映画はま...
☆☆☆★★
原作読了済み。
先ずは原作を読んだ率直な感想。映画はまだ未見の状態で…。
原作は全8話により構成されている。
どうやら池井戸潤ファンの間では傑作との認識らしい。確かに読んでいてもワクワクさせられた。
途中までは…。
全8話には、それぞれ中心となる人物がおり。その人となりが描かれて行く。
特に、中盤にあたる3話から5話までは本当に面白い。
ただ気になったのは。その8話の内、第2話目と第4話目。それと第5話目は、ほぼほぼ読み終えるとそこの話だけで独立している様に感じる(実は連動しているのだが)内容なので。映像化した際には丸々カットされるおそれは否めないと感じた。そうしないと、2時間とゆう尺に収めるのは難しいだろう…との思いも。
(6話目の北川の話も、詳しく描くのはどうなのだろうか?)
そして最大の謎なのが、原作に於いて読者が1番魅力的と感じるキャラクターの《居眠り八角》だ!
彼は典型的なグウタラ社員なのだが。何故だか社内でも一目置かれている。
原作でも。全8話の内7話までは、重要な時にちょこちょこっと顔を見せ。最後の8話目には刑事コロンボ並みの活躍を見せる。
1番謎な要因として。このグウタラ社員である《居眠り八角》が。過去の【社内隠蔽工作】をある程度把握していながら、何故何の行動も起こさなかったのか?何故この倒産の危機に陥った《今》になって、彼の中での【正義感】が生まれて行ったのか?…が、読んでいて謎として残った。
いや!決して貶している訳では無く。本当に、素直に思った気持ちからですが…。
とは言え。戦後の高度成長時代を経て、日本の典型的と言える《モーレツ社員》の奮闘振りを始めとして。とかく【嫌われ者が世に蔓延る】世界への憤り。【正直者が報われない】世の中を憂いているかの様な登場人物像を対比させた描き方で。それぞれの話で中心となる人物達が。産まれて生を受け。親から受け継いだ教育や環境が、どんな考え方や性格へと変わり。この【隠蔽工作】とは、どの様に関わったのか?…を描く形式の原作になっているのは、素直に凄い!と思わせずにはいられない。
ちなみに、秀逸な予告編で効果的な台詞の「売って!売って!売り叩く!」や、「まるで犬だな!」…と言った。印象的な台詞は、原作には全く無い。
以下、映画を観終えた感想。
いや!いや!いや!いや!いや〜!これぞ典型的なテレビドラマと言える程に、全てを台詞で説明していたのには、まさにビックリこき麻呂でしたΣ(゚д゚lll)
本来、歌舞伎や能と言った、伝統芸を修得した役者さんならば。立ち振る舞いで有ったり、所作等の《芸》により、その美しさが少しづつ身体的・心の奥へと入り込み。やがては、その演じる人間像を形成させて行く。
それを我々観客側が受け止める…のだと思うのだが。
スクリーンの画面上に提示される、野村・香川・片岡を始めとして。登場人物の全ての俳優達が、良く言えば【漫画的】悪く言えば【大袈裟】な演技に終始しているのは、まさにテレビ的な勧善懲悪ドラマを目指しているのは明らかで。観客側は、それを楽しめるかどうか?が全てと言える。
…のかな?〜と。
それにしても、原作だと主演にあたる《居眠り八角》と準主演の位置に居る原島。
この2人の内、八角は各話にチラチラっとだけ登場するだけだし。原島に至っては全くの空気と言える様な存在の無さ。
元々この【社内隠蔽工作】は、第4話の新田。第5話の佐野。それに第6話の北川の告白を含めて明らかになって行くのだが…。
流石にそれでは映画として「どうなのか?」…との思いが強かったのか?始めは原島と第3話の主役優依のバディムービーから発展して。やがてはハ角・原島・優依のトリオにより明らかになって行くのは、映像化としては正解だと言えるのではないだろうか?
何よりも、原作を読んだ限りに於いては。↑にも記した様に《居眠り八角》として蔑まれ。幾ら会社の事を思って…とは言え。【社内隠蔽工作】に対し、長い期間に渡って口を出さなかった八角が。突如として【正義感】に目覚める姿に、今ひとつ釈然としない思いを感じたからなのですが…。
(映画化のラストには、ハ角本人の口から心境の変化が語られる。確かに原作にも描かれてはいたが、映画で語られる程の説得力は感じられ無い。)
そして優依が中心となる第3話。原作を読んだ時に1番魅力的で、面白く読んだ話で。この話だけで退陣してしまうには全く惜しい人物像でした。
それだけに、彼女が映画の中で大活躍するのはまさに嬉しい悲鳴。
(彼女は原作の最後にチラッと登場するのは、映画の中でも再現されていた。)
もう1人、第4話の主役の新田。
予告編から考えて。原作を読んだ時に新田役はおそらくオリラジ藤森だろうと思いながら読んでいたが。この新田役は少ししか登場しないが、とても面白い役回り。「ひょっとすると、1番の美味しい役なのじゃあないか?」…と思っていた。実際に映画を観ても面白い役回りで、オリラジ藤森の演技も良く。今後も脇役俳優として重宝されそうだと感じた。
そんな良いところも有るものの、総体的に言うと。『マスカレード・ホテル』を観た時にも感じたのですが、映像で語るよりも、全てを台詞に頼っているのを観るにつれ。如何にもテレビ局の製作した映画だなあ〜…というのが、映画を観終わっての率直な感想でした。
2019年2月3日 イオンシネマ市川妙典/スクリーン6
萬斎の薄ら笑いが光る。
結果的に悪役を倒すことは出来なかったし、メンバーそれぞれが本当に幸せかは分からないけれども、それくらいがいいのかもしれない。
お芝居を楽しむ映画というか、演者さんみなさんのワザが光るような映画だったかなと思います。
製造業のことはわからないのでリアリティのところは特に気にせず楽しめました。
上映時間はほぼ2時間でしたが、魅力的なお芝居に引き込まれて飽きずに観ることができてよかったです。
客層はいわゆるオジサン世代の方々で、上映中ちょっとうるさいなぁと思いましたがまぁ仕方なし。
ザ・日系企業の体質というか、大手企業傘下のグループ会社で勤める悲哀というか。
組織の力学的なところがうまく描かれて(たぶん皮肉られて)、典型的な日本企業に勤めていた経験のある私には納得できる人物関係と雰囲気でした。
誰が悪いのか
2019-012@吉祥寺オデヲン
今年初めての吉祥寺オデヲン。お昼の回だったからかお客さんで賑わっていた。
客層としてはシルバー層が大半を占めているような気がした。これが池井戸潤の客層なのか。
池井戸潤の作品といえば、だいたいの作品が主人公達の手によって企業の闇が暴かれるって感じだと思い込んでる自分だけど、この作品も例に漏れずか。
このお話の中に出てくるサラリーマンのことを、かっこ悪い、ダサイなどと切り捨てる人もいるだろうけど、果たして自分が似たような状況に直面したときにも同じ事を言える人はどのくらいいるんだろう。
どうしても自分だったらどうしているだろうか、と思わずにはいられない。
これは企業のお話だけど、学校なり大小様々なコミュニティにも置き換えられる話だとも言える。
気づかないうちに不正をしていることもある。希望を胸に入社して頑張ってやっている仕事が実は不正だったなんて事だってたぶんある。
自分が背負っているものを引き換えにして大きなものと戦うことができる人は少ない。
八角達は戦った。
豪華出演陣のサラリーマン映画
今時こんな会社あるのかなって感じの大企業におけるパワハラや闇を一風変わった元・伝説の社員が解決していくストーリーで、最初の話の展開というかテンポにリアリティを感じられないと厳しいかもしれません。期待を裏切る驚きやハラハラする展開がそこまでないのですが、この手の話は奇をてらうよりもある程度既定路線でいってほしいところもあると思うので映画で観るよりドラマだったら程よい展開なのかも?豪華出演陣の顔芸が楽しいので、半沢直樹ファンは面白いかもしれません。
豪華な役者さんのオンパレード
とにかく役者さんが豪華。少ししか出演しないのに驚き……
ドラマ池井戸作品は敵が明確で感情移入しながら観て最後はスカッと解決がお約束ですが七つの会議は黒幕は誰?とミステリー要素もありつつ笑いもおりまぜる盛りだくさんで楽しませてくれます。
個人的には香川照之さんがくせ者感がどうも抜けなくて……顔芸を見てしまうとストーリーに入れません(笑)
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