「侍はさ、藩から出されるのは、負けだと思ってるんですよ」七つの会議 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
侍はさ、藩から出されるのは、負けだと思ってるんですよ
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映画「七つの会議」(福澤克雄監督)から。
作家・池井戸潤さんの同名企業犯罪小説の映画化とあって、
「水戸黄門」や「ウルトラマン」のように、逆境に耐えながら
最後は正義が勝つことがわかっているので、
安心して観ることができる作品とも言える。(笑)
さて作品途中のメモも溢れたが、今後の参考にしたい、と言われ
主人公、八角民夫が淡々と語るメッセージは、
(結局、全部書き出してしまったが・・)インパクトが強すぎた。
その中から、ワンフレーズを抜き出すとすると・・・
「藩のために命をかける。
まぁかっこいい言い方をすると、侍の生き様って言うんですかねぇ?
昔で言う藩、今で言う会社、それを生かすためなら
人の命より会社の命を優先してしまうって言う、
欧米の人が聞いたらそんな会社なんかとっとと辞めて、
他に移ればいいって思うんでしょうけど、
侍はさ、藩から出されるのは、負けだと思ってるんですよ」
そう、そんな考え方が、
「日本のDNAに組み込まれているって言う気がするんですよね」
だから、こういった不正は減るけれど、なくならない・・と言い切る。
だけど今の時代、藩の方から脱藩を進めている気がする。
内部告発も増えているし・・社会変化の過渡期なのかもな。
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