「いろいろ詰め込んだ勧善懲悪もの」七つの会議 やぶうちへびさんの映画レビュー(感想・評価)
いろいろ詰め込んだ勧善懲悪もの
トレーラーのイメージ通りブラック企業、そして権力の怖さが描かれる序盤。
だがストーリーが進むごとに、朝倉あきと及川光博の息抜きシーン、ミステリー、ホラー、勧善懲悪…と作風が変化していく。
居眠り社員が社会を揺るがす事件を引き起こす…というトレーラーで煽りの部分の描写はサクっと流される。
悪人として描かれていた人物が善人になったり、八角(野村萬斎)の謎が意外と普通だったり、スパっとした気持ちよさには欠けるかも。
よく出来ているとは思うが、個人的にはどの辺りで高評価がつけられているのか疑問だった。
最後のインタビューシーンも不要だと思う(そういうのはストーリーで描くくべきじゃないのか)。
不正糾弾とインタビューオチは同時期公開のデイアンドナイトと被っているが、ストーリーに一本筋が通っている分デイアンドナイトの方が好みだ。
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