「ネジは佃製作所に発注すべき」七つの会議 bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
ネジは佃製作所に発注すべき
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やっぱり、池井戸作品はハズレがないですね。
前作の『空飛ぶタイヤ』も面白かったけど、2時間ドラマ枠でも…と思いました。しかし、本作は映画で大正解。
何と言っても、日本映画界の大御所男優さんが総出演。野村と香川を軸にしながら、北大路をピラミッドの頂点として、鹿賀、橋爪、愛之助。そして、最後に役所さんまで。まぁ、それだけでも豪華だし、出演料がハンパない。
原作では大手企業ソニックの下請けとなる中堅企業「東京建電」でしたが、映画では大企業名がゼノックス。どちらも聞いたことのあるような、ないような…(笑)
ストーリーは、企業の癒着やパワハラ、そして、次第に見えてくる会社ぐるみの隠蔽工作を、窓際族の八角が、嫌な上司に立ち向かい、会社の取引に関わる不正を暴いていく内容。
中堅電気メーカーを舞台に繰り広げられるジャパニーズ・サラリーマン物語。
野村満載と香川照之、片岡愛之助は、日本の古典芸能の継承者だけあり、演技も深いですが、舞台を感じさせる声色やオーバーな演技に、ちょっと引く場面もありました。
そんなことを差し引いても、面白さはバツグン!池井戸作品は、いつも企業の裏の怖さに迫ります。
ネジは、佃製作所に発注すれば、間違いないのになぁ…と思いました。(笑)
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LaLaさんのコメント
2022年4月16日
初めまして
「SING]へ共感をありがとうございました。
(^^)/
この「七つの会議」
それぞれの登場人物が個性的で
歌舞伎俳優さん達の迫力(目力)
凄かったですね。
ロック歌手でもある世良公則さんも
印象的でした(^^)