「これこそ、池井戸潤さん最高傑作!」七つの会議 ガーコさんの映画レビュー(感想・評価)
これこそ、池井戸潤さん最高傑作!
これは、半沢直樹以来の最高傑作でした!
キャスト、脚本、全てが面白かった!
これこそは、池井戸潤さんの作品の中でも、1位2位を争いそうな作品でした。
どれもこれも、見逃してはいけない重要なシーンばかり…!
気がついたら引き込まれてしまうのは、野村萬斎さんの顔芸のおかげか、香川照之さんの迫力ある苦悶の表情の賜物か⁈
今回は、いつものような勧善懲悪ストーリーでなく、ミステリー仕立ての構成。
そこは、『祈りの幕が下りる時』を手がけた監督だからこそ。
業績黒字の安泰の会社のはずが、何やら怪しい雲行き…?
一体我が社に隠された秘密とは、一体なんなのか?
暴かなければならない正義感と、会社の為に不正を隠蔽しないといけないサムライ魂。
社員として気持ちが揺れる中、野村萬斎さんが選んだ道は一体何か?
謎が謎を呼ぶミステリーに加え、営業マンの血反吐を吐くような苦労の連続。
その荒れ狂う映像に夢中になること必須です!
小さな見所がたくさん集まっているので、どのシーンも、見逃してはなりません!
全ての驚きが連続することで、ラストで大きな魅力あるシーンが生み出されたと言っても過言ではない。
だからこそ、最初から最後まで、真剣に見て欲しいと思いました。
そして、この映画の見所はもう1つ。
エンドロールにあります。
映画のエンドロールは観ないで帰ってしまうという人に、「ちょっと待った」と一言言いたい。
この映画の本音は、最後最後に集約されています。
最後無くして、この映画は語れない。
是非、119分という時間を目一杯堪能してください。
いつも仕事でヘトヘトになっている営業職のサラリーマン。
上司と部下の横柄な態度に苦しめられている課長や係長。
日頃会社でストレスを感じている人は、是非この映画で活力を貰ってください!