劇場公開日 2018年7月28日

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「王様と史官は漫才コンビなのか!?」王様の事件手帖 とえさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5王様と史官は漫才コンビなのか!?

2018年8月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しかったなぁ
笑って楽しむエンターテイメント時代劇

王様(イ・ソンギュン)の新人史官に赴任したオボ(アン・ジェホン)。
オボが赴任した頃から、首都漢陽では不思議な事件が次から次へと起き、科学好きの王は、自ら調査を開始して…

この映画の面白さは、ボケのオボと、ツッコミの王による、漫才コンビのようなやりとりにある

オボは、何事も満足にやりとげることができない天然かと思いきや、時折、天才的なひらめきを発揮したり
それに対する王は、なんでも知ってるかのように見えて、時折、大コケをする

そんな2人が互いに助けたり、助けられたりしながら、謀反を企てる対抗勢力に立ち向かっていく姿は、笑えるシーンも多くて楽しい

リアリティよりもエンタメ重視の作品になっているので
現実味に欠け、ファンタジーなところも多いけど、まぁ、まぁ、それは、コメディということで、ご愛嬌じゃないかと

でも、自然発火の男とか、勝手にふるえる花瓶とか、巨大魚とか
その謎解きを見るのも楽しかった

映画の雰囲気は「朝鮮名探偵」シリーズにとても近いけど、その面白さは「朝鮮名探偵」を超えられず、「亜流かな」と思えてしまうところが残念なところ
あっちがコメディなら、こっちはシリアスでいくとか、この映画だけのオリジナルな工夫が欲しかったところ
アクションをもっと増やすとかね

でも、王様が科学好きで、自ら解決しちゃうっていうのは、「朝鮮名探偵」にはないし、なかなか楽しくて良いんじゃないかと思った

とえ