「王様と史官は漫才コンビなのか!?」王様の事件手帖 とえさんの映画レビュー(感想・評価)
王様と史官は漫才コンビなのか!?
楽しかったなぁ
笑って楽しむエンターテイメント時代劇
王様(イ・ソンギュン)の新人史官に赴任したオボ(アン・ジェホン)。
オボが赴任した頃から、首都漢陽では不思議な事件が次から次へと起き、科学好きの王は、自ら調査を開始して…
この映画の面白さは、ボケのオボと、ツッコミの王による、漫才コンビのようなやりとりにある
オボは、何事も満足にやりとげることができない天然かと思いきや、時折、天才的なひらめきを発揮したり
それに対する王は、なんでも知ってるかのように見えて、時折、大コケをする
そんな2人が互いに助けたり、助けられたりしながら、謀反を企てる対抗勢力に立ち向かっていく姿は、笑えるシーンも多くて楽しい
リアリティよりもエンタメ重視の作品になっているので
現実味に欠け、ファンタジーなところも多いけど、まぁ、まぁ、それは、コメディということで、ご愛嬌じゃないかと
でも、自然発火の男とか、勝手にふるえる花瓶とか、巨大魚とか
その謎解きを見るのも楽しかった
映画の雰囲気は「朝鮮名探偵」シリーズにとても近いけど、その面白さは「朝鮮名探偵」を超えられず、「亜流かな」と思えてしまうところが残念なところ
あっちがコメディなら、こっちはシリアスでいくとか、この映画だけのオリジナルな工夫が欲しかったところ
アクションをもっと増やすとかね
でも、王様が科学好きで、自ら解決しちゃうっていうのは、「朝鮮名探偵」にはないし、なかなか楽しくて良いんじゃないかと思った
コメントする