「カランコエの花の花言葉はね、、」カランコエの花 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
カランコエの花の花言葉はね、、
あっという間に終わりがきた。まるで、花言葉を頭の中で反芻しながら後悔しているツキちゃんが、時間を後戻りすることができない現実に戸惑っているのと同じように。
あの終わり方はずるいよな。反省する暇も与えないんだもの。尺がもともとそうだというのは別問題として、むしろあの尺だからこそ、僕の心に、やり残した気持ちを植え付けられてしまった。
たぶんツキちゃんは、避けてしまった自分を責めているかもしれない。守ってあげられなかった自分を。あそこは「違う」というんじゃなくて、肯定する別の言葉じゃなきゃいけなかったと悔やんでいやしないだろうか。今も。
コメントする