「死んじゃってるけどね」最果てリストランテ Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
死んじゃってるけどね
死んだ人間が三途の川を渡る前に本人の望む故人誰か一人と最後の晩餐を共に出来るという小さなレストランを舞台にした話。
現世の記憶はなく、自身の存在の由来を知らない韓国人の料理人と日本人のギャルソンが客を向かい入れ、客の望む相手との思い出の料理を振る舞い持て成すストーリー。
客の回顧を挟みつつ小さなストーリーを複数みせて進行して行く為、一つ一つのエピソードは尺が短くそれ程深みは感じない。
ただ、ありきたりながら優しさの積み重ねで最後まで突き通しているし、明るく愉しく柔らかい空気感で温かい気持ちになれる。死んじゃってるけどね。
倫理的に如何なものか…と思うエピソードもあるけれど、そこはまあ。まぁまぁまぁ…。
今の自分だったら誰を呼び、何を食べるのか(選べないけど)と考えた自分がいた。
この作品と関係ないけど、アフターVのレッドはやはり酒豪設定ということで。
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