「江湖兒女って『川と湖』って事。」帰れない二人 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
江湖兒女って『川と湖』って事。
『江湖兒女』って『川と湖』って事。それか原題。どちらが川であるか?
また、副題は英語で『Ash Is Purest White』つまり、灰は純粋な白って事。
故郷の山を見て
『活火山かしら?』
『分からない』
『火山灰は汚れていない。高温で燃焼するから灰も純化される』
さて、何を言いたいのか?コメディで無いから、笑えもしない。メロドラマ?ラブシーンすら無い。歴史大河?ガラ携からスマホに変わっただけ。
『長江哀歌』と同じ演出家との事。なんか同じ映画を二度見たように感じた。
中国のイデオロギーと無関係に話が破たんしている様に感じる。本当なの?って感じだ。まぁ本当なのだろうが、チンビラ、渡世人、裏社会とくれば、拳銃と喧嘩だけでは済まない。薬○、売○○春、詐○○為が、拳銃の前に登場するはずだ。だからこそ、故郷が無くなってしまったと考えられる。スマホや高速鉄道や経済の自由化やエネルギー政策だけで故郷が無くなった訳では無い。
温故知新だけで、故郷を語って良いのだろうか?
『鵞鳥湖の夜』に触発されて元々の『長江哀歌』の監督がリメイクしたと言うことなのだろうか。そう言えば、『ちょび髭の男』以外は『鵞鳥湖の夜』のキャストに似ている。勿論、グイ・ルンメイの方が私は好きだが。
それ以外にも、どこか『鵞鳥湖の夜』を匂わせる節がある。
だが、このおっさんの魅力が分からないし、最初と最後の場面の時間経過が止まってしまっている。これは致命的なミスだと思う。意図されたことなのか?まさか。
兎に角、プロデューサーが日本の方たから、高名な映画賞を狙ったのだろうと思うが、少し脚色し過ぎてフランス人には分かってもらえないとして感じた。