「遺作だもの。」イメージの本 t2law0131さんの映画レビュー(感想・評価)
遺作だもの。
2022年に安楽死したゴダールの、結果として遺作。理解不能なるイメージの断片は、カンヌにして「棚上げなる名誉賞」的に対応。おおまかには、ゴダールが60年代後期に毛沢東思想や、原理主義的なマルクス主義思想から迷い込んだ「達成不能な理想郷を実現するために不断の革命を続ける」という、自家中毒にも似た癌化した純粋な現実否定主義の迷路を、フィルムに焼き付けるとこうなる。という作品だと想像する。いつかは観なければならないと思っていたので、Amazon配信に感謝。
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