劇場公開日 2020年6月6日

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「6月第2週の土曜日に鑑賞  今年公開された「ロングデイズ・ジャ...」凱里ブルース ワイルドとみまるさんの映画レビュー(感想・評価)

4.06月第2週の土曜日に鑑賞  今年公開された「ロングデイズ・ジャ...

2020年7月19日
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鑑賞方法:映画館

6月第2週の土曜日に鑑賞

今年公開された「ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ」のビー・ガン監督が2015年に撮った初長編監督作品。
(ロングデイズ・ジャーニーは2018年作品)

「ロングデイズ・ジャーニー」が自分の好きなタイプの世界観だったのでどんな作品なのかとても楽しみでした。

白と灰色が基調となる室内から、カットを挟まず室外を写しだしてゆくショット。
そこには床に反射し半円を描くように広がる橙色の炎と夜空
この人の感性が好きだなと感じた冒頭。

割りと変化の薄い展開と町並みの灰色の世界に少し落ちかけた。いや、多分、落ちた。話しの展開自体が夢と過去と今を写し出している不思議な感覚もあったので、もしかすると落ちたのも夢だったのかもしれない。
(と、自分を正当化してみる)

冒頭のシーンも好きだったけど、他にも好きなシーンがいくつかあって、鏡に人物を写すところであったり、部屋の壁にある物が写し出されてゆくところであったり、列車の中に佇む主人公の写しかたであったりと、この監督の映像の写しかたに対する感覚の素晴らしさを感じました。

そして「ロングデイズ・ジャーニー」でもみせた長回しのワンカットシーン
(ロング・・でのワンカットシーンは3D映像)
「ロング・・」で見せたようなワンカットシーンへの入り口を示すショットは無かったけれど、この距離感を長回しで見せてくれるとは思いもしなかった。
「ロング・・」に比べると、ワンカットの映し方は荒削りな部分もあったけど、逆にそこが、あぁ、ここはこうやって撮ったんだろうなと想像することが出来て、映画を観る楽しさと、疑似撮影体験みたいな楽しさをも味わえました。

32歳のビー・ガン監督
次回作品も楽しみです今年公開された「ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ」のビー・ガン監督が2015年に撮った初長編監督作品。
(ロングデイズ・ジャーニーは2018年作品)

「ロングデイズ・ジャーニー」が自分の好きなタイプの世界観だったのでどんな作品なのかとても楽しみでした。

白と灰色が基調となる室内から、カットを挟まず室外を写しだしてゆくショット。
そこには床に反射し半円を描くように広がる橙色の炎と夜空
この人の感性が好きだなと感じた冒頭。

割りと変化の薄い展開と町並みの灰色の世界に少し落ちかけた。いや、多分、落ちた。話しの展開自体が夢と過去と今を写し出している不思議な感覚もあったので、もしかすると落ちたのも夢だったのかもしれない。
(と、自分を正当化してみる)

冒頭のシーンも好きだったけど、他にも好きなシーンがいくつかあって、鏡に人物を写すところであったり、部屋の壁にある物が写し出されてゆくところであったり、列車の中に佇む主人公の写しかたであったりと、この監督の映像の写しかたに対する感覚の素晴らしさを感じました。

そして「ロングデイズ・ジャーニー」でもみせた長回しのワンカットシーン
(ロング・・でのワンカットシーンは3D映像)
「ロング・・」で見せたようなワンカットシーンへの入り口を示すショットは無かったけれど、この距離感を長回しで見せてくれるとは思いもしなかった。
「ロング・・」に比べると、ワンカットの映し方は荒削りな部分もあったけど、逆にそこが、あぁ、ここはこうやって撮ったんだろうなと想像することが出来て、映画を観る楽しさと、疑似撮影体験みたいな楽しさをも味わえました。

32歳のビー・ガン監督
次回作品も楽しみです

とみまる