「伏線の回収」ダークサイド にゃろめさんの映画レビュー(感想・評価)
伏線の回収
いつからだろう。
伏線の張り方や回収の仕方が良い映画が
面白い映画という評価がされ始めたのは。
冒頭では嫌な予感がした。
クレジットがダサくて古い。
赤い文字のタイトルモーション。
予告編から見て
映画の中盤までは緊張感があり、
変人がたくさん出ていて良かった。
適度な違和感と
これは後で意味があるのだろう。
という“伏線”が散りばめられていた。
ザラついた砂漠の空気。
ダッシュボードの銃。
無口な掃除婦と、その甥。
連絡がつかない前オーナー。
10号室にこだわる常連。
監視しているかのような隣の店主。
と、不気味な従業員。
投げ込まれる豚の死体。
赤いペンキ。
SMに興じる不気味な女。
と、絞殺殺人。
そして、
ルッキンググラス・・・。
これらをどうやって
結びつけるんだ!?
さぁ、時間的にもそろそろラストの展開!
と、思った瞬間に終わってしまった。
見事な伏線の数々を、
ただの一つも回収せずに。
ある意味、斬新な展開だ。
いや、
散りばめられた伏線は
見事に回収されるべき。
という固定観念を抱いた
オレが悪いのだ。
オレが悪いのか?
ニコラスケイジ。
汚ければ汚い役ほど
カッコいいケイジ。
今作はニコラスにしては
綺麗すぎた。
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